6.本格化する西洋建築 大正期③

金融界

 明治5年(1872)の「国立銀行条例」に基づいて明治6年(1873)に「第四国立銀行」が、現在地東堀側に設立されました。「明治13年の大火」で焼失し、2代目本店が掲載した『新潟銀行』となり、「明治41年の大火」をくぐりぬけ、大正6年(1917)に「第四銀行」と改称されました。掲載した金融関係の建築物は、時代の先端を行くものが多く、新潟の大正期もまたそれぞれ個性的なものが多く建てられました。「新潟貯蓄銀行本店」は石材混煉瓦造3階建、「新潟商業銀行」は新潟で最初の鉄筋コンクリート造、「鍵三銀行」も鉄筋コンクリート造3階建で、外壁には花崗岩や煉瓦が施されていました。「六十九銀行新潟支店」も鉄筋コンクリート2階建煉瓦張りと思われる建物でした。

(写真提供 / 新潟市)


新潟銀行 / 大正6年・1917年「第四銀行」に改称
東堀から柾谷小路万代橋方向(明治30年代・1900年頃)

 


新潟貯蓄銀行本店(大正元年・1912年 竣工)

 


古町通2番町 鍵三銀行(大正6年・1917年 竣工)

 


上大川前通8番町 新潟商業銀行(大正6年・1917年 竣工)

 


上大川前通8番町 六十九銀行新潟支店(大正15年・1926年 竣工)

 


「新潟市略図」・イタリア軒パンフレット(昭和元年頃・1926年頃)