7.開港5港

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<「新潟湊之真景」安政6年(1859)/新潟市歴史博物館蔵>

新潟開港
新潟は開港5港となりましたが、神奈川(横浜)、箱館(函館)、長崎は安政6年(1859)に、兵庫(神戸)も慶応3年(1867)に開港するなか、新潟は明治の開港となりました。
安政6年(1859)に描かれた「新潟湊之真景」を見てもわかるように、安政5年(1858)の修好通商条約締結の後、外国船が港の調査のため初めてオランダ国旗を掲げた船が進み、新潟町を村松藩、沼垂町を新発田藩が警護しています。信濃川河口には多くの船が停泊して活気と緊張がみなぎっています。
河口港で水深の浅い新潟の港は、開港場としてふさわしくないという意見が外国から出てから、新潟に代わる開港場が要求されたり、幕末の政権争いの争点となって開港期日が延期されたりもしましたが、とにかく、新潟は開港予定地として明治を迎えました。
明治元年11月19日(西暦1869年1月1日)、新潟港はようやく外国に開かれました。東京からイギリス領事ラウダをはじめとする外国人領事も到着し、運上所も建築されました。

 

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<「越後摘誌(税関之図)」明治10年(1878)/巻菱湖記念時代館蔵>

旧新潟税関庁舎
運上所は明治2年に竣工して、明治6年には新潟税関と改称しました。その後、昭和41年まで使用されていました。
昭和44年には重要文化財に指定され、現存する明治初期の税関庁舎としては全国唯一のものであります。

<絵図が語るみなと新潟/図説 新潟市史-市制100周年記念-/新潟県のあゆみ 抜粋>

1.新潟町誕生と「元和のまちづくり」 2.古町誕生と「明暦のまちづくり」 3.明暦以降の新潟町 4.日本海有数の賑わい交流拠点への発展
5.みなとのカタチ   6.江戸後期の新潟町  7.開港5港  8.明治・大正・昭和